有次の歴史は、戦国の世、永禄3年(1560年)に始まります。初代・藤原有次が刀鍛冶として創業し、以来永きにわたり「御所御用鍛冶」として、禁裏(皇室)への出入りを許されてまいりました。
これらの看板は、当時の許可証であり、私たちの技術と信頼の証として、大切に保管されています。
永禄三年(一五六○年)、刀鍛冶「藤原有次」として創業。
以来、京都御所御用鍛冶として伝統の技を受け継いできました。
時代の変遷と共に刀から小刀、庖丁へと移り進みながらも造り出すその庖丁や料理道具に
今も変わらない職人の「心根」が息づいています。
京都御所御用鍛冶の鑑札と看板
有次の歴史は、戦国の世、永禄3年(1560年)に始まります。初代・藤原有次が刀鍛冶として創業し、以来永きにわたり「御所御用鍛冶」として、禁裏(皇室)への出入りを許されてまいりました。
これらの看板は、当時の許可証であり、私たちの技術と信頼の証として、大切に保管されています。
泰平の世となり、刀の需要が減る中で、京都は当時からもの造りの都でした。有次は、その技術を小刀や彫刻刀といった需要の多い刃物の製作へと移行しました。
そして明治40年頃からは、西洋料理の普及を受けて鍛金(打ち出し)技法による銅鍋などの料理道具も手掛けるようになりました。
職人が丹精込めて一つひとつ手仕事で造る庖丁や料理道具は、まさに「ほんまもん」の逸品です。
「良い道具は人の心を豊かにし、人の技を引き上げてくれる」
有次は、いつの世にも永く愛用して貰える「一生もの」を提供することを心掛けてきました。
それは食文化の豊かな楽しみを伝えたいという職人たちの「心根」そのものであり、これからも変わることはありません。